
川﨑 成己 さん
- 受験回数:1回
行政書士を目指したきっかけ
私は、クレアールの司法書士講座を受講しておりましたが、平成30年度の司法書士筆記試験は、自分でも合格基準点到達の自信があり、仮に不合格であっても直ちに受験勉強を開始するほどのこともなかったので、司法書士筆記試験の合格発表がある9月末までモチベーションを維持することや司法書士試験に合格した後、就職を考えて複数の資格を持った方が有利ではないかとの先輩の勧めもあり、クレアールの司法書士受験者対象行政書士コースを受験することとしました。
クレアールの司法書士受験者対象行政書士コースを選んだ理由
(1) Eラーニングなので、通学しなくても良い。
(2) 講義の音声ファイルをダウンロードして、デジタルウォークマンに録音すれば、通勤や散歩中でも繰り返し聞くことができる。
(3) テキストが出題可能性のある範囲に絞られているので、記載量が少なく早く読める。
(4) 講師の説明がわかりやすい。
(5) 受講料が安い。
以上は、講座受講開始の7月末から本試験まで3か月と少しの間に、会社勤務、司法書士の口述試験の勉強、司法書士事務所への就職活動をしながら行政書士試験の合格も目指すという私にはうってつけの内容だったからです。
4 科目別学習法
私が受講したコースは、行政法、一般知識、記述マスターの各講座の講義がありましたので、講義は何とか全部聞こうと思いました。しかし、時間がなく85%程度の講義しか聞くことができませんでした。
テキストも全部読む時間はなかったので、司法書士試験の出題範囲と比較しながら行政書士試験に必要な部分のみを読むようにしました。また、クレアールの行政書士講座の講義、テキスト、模擬試験の内容は期待どおりのものでした。
(1) 基礎法学
司法書士試験にはない部分ですので、テキストを読みました。
(2) 憲法
司法書士試験よりも出題される判例の範囲が広いので、判例だけテキストを読むようにしました。
(3) 民法
特に対策は不要でした。
(4) 商法
会社法は、特に対策は不要ですが、商法は司法書士試験よりもやや出題範囲が広いようです。ただし、条文知識しか聞いてきませんので、総則と商行為の条文を繰返し読みました。
(5) 行政法
総論は、特に対策はしませんでしたが、行政手続法や近年に改正のあった行政不服審査法、行政事件訴訟法、地方自治法は念入りに学習しました。
行政法は配点が大きいので、時間がなくても手抜きはできません。ただし、行政法は簡単な規定と難解な規定が入り混じっていますので、難解な規定のところで時間をかけず、とにかく最後まで学習を進めるようにした方が良いと思います。
(6) 一般知識等
テキストと講義で学習をしましたが、付け焼刃の学習があまり役に立たないように思います。平素から広く知識を求めるように心がけるほかはありませんが、逆に言えば直前期に学習する必要性は乏しいと思います。
(7) 記述式
45字分の枠をとった原稿用紙を作ってひたすら問題を解きました。出題される問題はそれほど難しくありませんので、45字でいかにまとめるかに集中した方が良いと思います。
司法書士受験経験者にとっての行政書士試験
司法書士が行政書士を兼業することは、実際それほど多くはないかもしれませんが、司法書士の仕事にも行政法、消費者契約法、個人情報保護法等の知識が必要になることがありますので、行政書士試験を受験することは一定の意義があると思います。
今後も幅広い法律知識を身に付けて、依頼者や社会のために貢献できる司法書士、行政書士を目指したいと思います。
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