村井 麗子さん
受験回数:1回
行政書士を志した動機
私は2017年に社会保険労務士試験に合格し、翌年から資格を生かして企業の総務担当として働いていました。仕事にも慣れてきて、さらにスキルアップしたいと考えていたところ、社労士と相性の良い資格として行政書士が挙げられていたのが目に留まりました。
また、個人事業主として働く友人が多く、書類仕事が苦手で困っているという話を聞いていたため、行政書士の資格をとることで彼らの役に立つことができるかもしれないと思ったことも、きっかけの一つでした。
クレアールを選んだ理由
社労士をとった時は通学制の大手予備校に通っていたのですが、受講料約20万円に加え、交通費やオプション講義、他社の模試の費用が別途発生して金銭的にかなり苦しい思いをしました。その経験を踏まえて、行政書士試験の受験にあたってはなるべくお金をかけず、それでいて信頼できる予備校を探したいと考えていました。
色んな予備校を調べましたが、中でもクレアールは歴史がある予備校であるにも関わらず、受講料も4〜5万円程度とお手頃で、大変魅力的に感じました。早速資料請求をしてみたところ、テキストも見やすく、以前クレアールを利用していた知人からの勧めもあり、受講を決めました。
具体的な学習方法
インプット時期(12月〜8月上旬)
① マルチパステキストと板書を見ながら、基本講義の動画を視聴する。
② 1科目全ての講義を終えたら、論点別過去問題集を解く。
③ 過去問解説講義を視聴して、問題集の解説だけでは分からなかった過去問題集の論点を確認し、+αの知識を身につける。
④ 添削課題を解いて、解説講義を視聴する。
⑤ 次の科目に進む。(以下、繰り返し)
できれば全ての科目でこの流れを2回繰り返したかったのですが、なかなか思うように進められなかった時期もあり、憲法以外では1回しかできませんでした。
また、民法と行政法は①と②、③の合間に特訓講義を視聴することで、短期間で知識の補強を行うことができました。
アウトプット時期(8月中旬〜11月上旬)
解法マスター講義を視聴し、これまで勉強した知識を問題の解答につなげる方法を学びました。並行して過去問題集を解くようにし、出来が悪くて嫌になった時は、市販の基礎問題集(簡単な問題ばかり載っているもの)を解いて基礎固めをしながらモチベーションを上げるようにしました。
ある程度基礎が固まったところで科目別パーフェクト答練を受け、知識の抜け漏れを確認しました。
さらに、本番に慣れるために他社の会場模試を受けました。模試は本試験の予想問題も兼ねているため、結果を見るだけではなく、必ず復習した上で直前期にもう一度解き直すようにしました。
記述式対策については、掴みどころがなく、勉強に時間がかかってしまうと判断したため、記述マスターテキストに載っている問題を一通り解いて、答練や模試の記述問題を復習するのみに留めました。
スケジュールについて
仕事をしながらの受験勉強となったため、あらかじめモチベーションを維持し続けられないことを想定したスケジュールを組むようにしました。
具体的には、月〜金まではしっかり予定を組み、土日はできるだけ丸々空けておくようにしました。
できる限り仕事から帰った後、夜に勉強するようにしていましたが、疲れて集中できない時は思い切って寝て、翌朝早く起きて勉強しました。急な用事で計画通りに進められなかった時は、土日でこぼれた分の予定を消化し、勉強についていけなくなることがないようにしました。逆に、平日にきちんと予定の勉強をこなすことができた時は、土日をご褒美としてリフレッシュするようにしていました。
クレアールで良かった点
とにかく杉田先生の講義が素晴らしかったです。
法律の勉強というと堅苦しいイメージがありましたが、実際に杉田先生の講義を視聴すると、情熱的でユーモアに溢れており、解説も大変分かりやすくて、すぐに法律の世界に引き込まれました。「法律って奥深い!面白い!」と感じながら最後まで勉強を続けることができたのは、ひとえに杉田先生の講義のおかげです。この場を借りてお礼を言わせて下さい。
また、私が受験した年は新型コロナウイルスの影響もあり、自宅にいる時間が長かったので、通学ではなく自宅で勉強を完結できるクレアールを選んで大正解でした。