
鈴木 哲也さん
- 受験回数:1回
きっかけ
私は法律関係に関しては全くの初心者でした。そもそも行政書士という仕事も知りませんでした。きっかけは趣味をはじめるくらいの気軽な気持ちです。また仕事も忙しいため、ほぼ毎日、朝30分~1時間、寝る前30分くらい、土日は3~4時間くらいしか時間は取れませんでした。
なぜクレアール?
クレアールを選んだ理由は申し込もうとしたときに一番安かったというだけでした(すいません)。結果的にはすべての学ぶ道具が揃っていてコストパフォーマンスは最高でした。
趣味として学び始める!
1月から8月まで
憲法、民法Ⅰ、民法Ⅱのころは講義中心に学んでいました。この時期、過去問をやっても何が間違っているのかも全然分かりませんでした。過去問解説講義を聞いて理解するだけで手一杯でした。
行政法Ⅰ、行政法Ⅱ、商法・会社法と進むにつれて、覚えることも増えてきました。行政法では行政不服審査法や行政事件訴訟法あたりは講義を聞いたときは覚えていても、「いざ過去問」となると全くできず、講義を3度くらい繰り返して聞いていました。商法・会社法では監査役、監査等委員会設置会社、指名委員会等設置会社あたりのところの違いがよくわからないまま過ぎて行ってしまいました。
答練関係に関しては、締め切りは必ずしも守れませんでしたが、全て提出しました。また、提出しないものについても必ず全て行い、解答解説で確認をしてきました。ただ6割に行かないことが多く4割くらいしかできないことも多かったです。
9月からの学び
ここまで学んできて点数が伸び悩んでいました。また最初は3年くらいで合格すればよいと思っていたのですが、ここまでやったのならできれば1回で合格してみたいという欲がでるようになりました。そのような中で、この時期に始まる記述マスター講義との出会いは大きかったです。杉田先生から竹原先生に代わり、はじめは少し学びにくいと感じました。しかし、しばらくするとなぜか記述問題の解き方だけでなく、行政不服審査法や行政事件訴訟法などの理解も進んでいて、さらに民法でも大事な条文がいつの間にか頭の中に入っていることに気が付きました。竹原先生はそれぞれの法律を条文順に示し、それに関連する記述問題をやるため、今までどちらかというトピックスごとに学んでいたことが、条文順にもう一度整理されたことで、頭の中で混沌としていたことが段々と整理されてきた感じがしました。
またこの時期に自分の弱点を再度振り返りました。「難しいところ」はできることが多くなりましたが、「当たり前に他の人ができるところ」を取りこぼしていました。そこで再度すべての過去問をやり直し、できないところを徹底的にやりました。手抜きをしていた文章理解の過去問も全部やりました。
一番印象的なのは、最後の方で解いた総合答練の解説を聞いたときに、杉田先生が解説してくれるところは私も解説して欲しいと思ったところで、解説を省略したところは私も省略してよいと思ったところになっていてフィットしたことです。
11月そして試験当日まで
11月に入って、全ての講義・過去問解説(記述マスター講義を含む)を2倍で再度聞き直し、最後の記述マスターの確認を終わったのは試験当日の午前中でした(この期間だけは仕事以外の時間はほとんど行政書士の勉強をしていました)。何とかやれることはやって試験に臨めたので試験当日は全く緊張せず冷静にできたと思います。
試験終了30分前くらいに解き終わったため、全てを見直し、4か所気になるところがあり修正しました。そのうち3か所は正解になり、1箇所は不正解でした。この修正をしていなかったら不合格だったかもしれません。最後まで見直しをする必要があることを痛感しました(最後まで集中して見直すことも講義中、杉田先生が熱く語ってくれていたので、その通りに実践しただけなのですが)。
クレアールを選んで良かったこと
クレアールの講義と各テキスト、答練、総復習テキストで全て揃っていますので、他に必要なものはありません。後は自分が講師の指導にしたがいやれるかどうかだけです(杉田先生の要求は結構高いですが。印象的なのは「憲法は条文数が少ないのだから全部の条文を覚えて臨まないのは試験委員に失礼です」という言葉です。)。
杉田先生の講義はとても私にはフィットしていたのでもう受講できないのが残念です。
竹原先生の憲法や会社法の講義ももっと聞いてみたかったです。
失敗したこと・良かったこと
今から思うと絶対やってはいけないのは、それぞれのテキストのノート作りです。私は憲法でまとめのノートを作りました。作るのに満足をしてしまって結局あまり覚えてもいませんでした。ノートを作る時間を憶える時間にまわした方が効果的です。
逆に、講義のときにキーワードとなる用語を書きだしておき、後でもう一度そのキーワードの内容を思い出すのはとても有効でした。もともとは記述対策としてやっていたことですが、ただ聞いているよりも集中力が増す気がします。
一般教養や会社法対策としては日々のニュースと関連づけることで少しでも具体的なイメージを着けていくことが有効なのではないかと思います。
「法律超初心者が一発合格するまでの道のり」 鈴木 哲也さんは行政書士合格を目指すならクレアールで公開された投稿です。